2016年12月22日

今話題の魚氷




こんにちは、幸せ研究家の高橋宏仁です。

嫌いな人を作らないためにどうするか、今日はその第6回目です。

第1回はこちら

前回はこちら



前回は「自分も正しい、相手も正しい」という話をしましたが、

理解していただけたでしょうか。

今回は実際の例に沿って解説していきたいと思います。



最近のニュースで話題に上がった、

福岡県にあるテーマパーク「スペースワールド」はご存知でしょうか。

「氷の水族館」ということでスケートリンクの氷の中に魚を展示し、

海の上を滑っている感覚が味わえるようなのですが、

「残酷だ」と非難が集まり企画中止に追い込まれたテーマパークです。

あなたはこのニュースを聞いて何を感じましたか?

「面白い発想だなぁ」

「スケートが楽しくなるね」

「魚がかわいそう」

「残酷だよ」

色々な意見があると思います。当然です。

前回も言いましたが、人はそれぞれが違う人生を歩んできて、

それぞれ違う価値観をもって生きているからです。

だからいいんです。どんな意見を持ってもいいのです。

ただし問題なのは「非難をしてそれを声に出している人」なんですよ。

非難をしている人の気持ちを考えてみましょう。

「なんてひどいことをするんだ」

「生き物の命を何だと思っているんだ」

「常識から外れている!」

おそらくはそういうことです。

こんな非常識許されるわけがない!と思っているから声に出すんですね。

つまり、そういうことが言えるということは、

「自分の感覚は普通で何も間違っていない」と信じて疑っていないわけです。

これが問題なのです。




常識、非常識を自分で判断することは何も問題ありません。

でもその自分の判断を他人に押し付けることが問題なのです。

あたかも自分の考えがこの世の常識であるかのように思い込み、

批判を浴びせて中止に追い込むのです。

そして、「自分たちは正しいことをした」と思い込んでいるのです。

わかりますか、これ実は嫌いな人ができるメカニズムと同じなんですよ。

そもそも、魚を氷漬けにしたスケートリンクが正しい正しくないって、

一体何で判断するのですか?

この世の全員を納得させる理由なんて存在しないんですよ

これが真理が無いということなんです。

「魚の命がかわいそう」と言う人がいれば、

「これは廃棄される魚を凍らせているだけだ」と言う人もいます。

「じゃぁ動物園も可哀想だろ」と言う人がいれば、

「あれはちゃんと管理されているから問題ない」と言う人もいます。

こういった真理のないことに対し、

どちらが正しいなんて言えるはずが無いのです。

もう一度言います。

自分の中でどちらが正しいか感じることは問題ありません。

でもそれを正解だと思ってしまうことに問題があるのです。




さて、この問題はさっぽろ雪まつりの名物である、「魚氷」にも飛び火しました。


今話題の魚氷



こちらも魚を氷漬けにして展示するというものですが、

その上を滑るというスケートリンクとは少し趣が違います。

しかし、「自分が正しい」と信じて疑わない人たちが声を上げた結果、

魚氷の中止か存続かという問題に発展してしまいました。

結局存続を求める声が多く寄せられたことで中止にはなりませんでしたが、

これもおかしな話です。

どうしてスケートリンクはダメだけど魚氷はOKなのでしょうか。

何が基準なんでしょうか。





こういった問題は自分の価値観が絶対正しいと信じて疑わない人が


批判をすることで生まれる問題


なんですね。

この世に絶対正しい価値観なんてないんですよ。

白黒つけることなんてできないのです。

ハッキリ言いましょう。

今回、この魚の氷漬けスケートリンクや雪まつりの魚氷に対して批判的に考え、

「中止するべきだ」と考えた人、

あなたには嫌いな人がいるのではありませんか?

嫌いな人を作る人は自分の価値観を絶対正しいと思ってしまうから、

他人に対して批判をして嫌いになるのです。




「個人的には魚の氷漬けスケートリンクはダメだと思うけど、

行きたい人は行けばいいんじゃない」

こう考えることが「自分も正しい、相手も正しい」という考え方なのです。

理解していただけたでしょうか。




さて、そうは言っても

「でも批判の意見が多ければそれは正しいということにならないの?」

という考えの人もいるかと思います。

確かに一番多い意見が「普通」とか「常識」とか言われていますが、

果たしてそうでしょか。数か多ければそれが正解になるのでしょうか。

私はそこが民主主義の限界ではないかと考えています。

次回はそのあたりを深く掘り下げたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

ぜひ「嫌いな人がいない」というすてきな人生を歩んでもらいたいと思います。


次回はこちら

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Posted by 仲人士 高橋宏仁 at 18:32│Comments(0)
 
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